『生きたまま橋から落とされたときの恐怖や悲しみはどれほどのものだったか。同じ目に遭わせてやりたい』女子高校生の遺族の悲痛な叫び…内田梨瑚被告は矛盾指摘され言葉に詰まる場面も【内田梨瑚被告裁判詳報6】
その後、欄干の上に女子高校生を座らせた場面について問われると…
Qあえてそのような状態に置いて、泳いで助からないのはわかっていたんじゃないですか
はい
Q人が死ぬ可能性があるとわかっていたのではないですか
はい
Qそれは殺意があるのだと思いませんか
今は思います
Q今は思うというのは?
当時は殺意があって座らせたり体を押したりしたわけではなかったですが、今はそんなに危険なことをしていたので殺意があったと言われるのは当然だと思います
5月25日の初公判ではっきりと「殺意はなかった」と話した内田被告。しかし6月3日改めて当時の自分の行動を振り返って「殺意があると思われるのは当然」と語った。
■内田被告と懲役23年の“舎弟”の女
5月27日、証人として出廷した共犯の女。内田被告に“舎弟”と呼ばれ、懲役23年が確定している女は、「梨瑚さんの調書は全部でたらめで、最初から最後まですべて嘘です」と語っていた。
内田被告は3日、共犯者の女の供述に対して初めて意見を述べた。
「殺意を認め懲役23年が確定した受刑者の立場からすれば、事件から2年経った今も殺意について争っている私に対し腹立たしい気持ちがあるのかなと思いました」
■「同じ目にあわせてやりたいが、できない。極刑を望む」遺族の思い
午後には死亡した女子高校生の遺族の供述調書が読み上げられる場面もあった。
「私の一番の願いは生きて帰ってくることです」
「生きているのか死んでいるのかわからないなか、家族みんなで探しました」
「遺体の損傷が激しいので見ない方がいいと言われ、さらしでぐるぐる巻き、顔見るのもできず、髪の毛1本も見えなかったので、目の前にいるのが本当に娘なのかわからなかったが、警察からDNAで娘だと…」
「生きたまま橋から落とされたとき感じた恐怖や悲しみはどれほどのものだったか」
「死んでしまったとわかって本当に悲しかったです。一方でやっと帰ってきてくれたとも思いました」
「犯人を同じ目に遭わせてやりたいですが、わたしにはできません。犯人には極刑を望みます」
遺族の心の叫びが痛いほど伝わる供述調書。内田被告はどんなことを思っていたのか…
聞いている間、その表情を変えることはなかった。













