実の親の元で暮らせない子どもを預かり育てる“養育里親ママ” 血のつながりを超えてかわいがった里子との別れも経験…「子どもたちの幸せのために、悲しんでばかりはいられない」【ママドキュ】
夕飯を作るのはパパ・ようすけさん。料理はかなりこだわりが強めなようで…。
鶏の唐揚げは酒、砂糖、醤油、ニンニク、ショウガ、オイスターソースで味付け。
砂糖を入れることで、胸肉などパサつきやすい肉もジューシーに仕上がるのだそう。
ようすけパパ流、鶏の唐揚げは、下味をつけた鶏肉に先に小麦粉をまぶし、揚げる前に片栗粉をまぶします。
大事に手入れしているというお気に入りの中華鍋は、中華の鉄人、陳建一の北京鍋。
血のつながりを超えてかわいがった子どもたちも、いずれ別れが来るのが里親の宿命。夫婦は半年間過ごした里子との別れを経験しています。
「帰る時にお手紙を書いてくれて。『ずっとここにいたいけど、いられないんだね』っていうのが切なくて。『行きたくない』って私の腰にしがみついて、最後は閉まる(扉の)窓ガラス越しにタッチして…。これが里親の辛さではあるなとは思いましたね」といくみさんは話します。
それでも、立ち止まるわけにはいきません。
「別れがあったとしても、また次に迎え入れるべき子が次々と来る。その子たちのことを考えたら、悲しんでばかりはいられない」といくみママ。
「あなたが幸せになるために、ここで生活をします。もっと幸せになる道が、両親とのもとでできるのであれば、その時には幸せになってよって…」と話しながらいろいろな場面を思い出し涙を流す、いくみさん。
子どもたちの幸せを第一に考え、きょうも「最高!」と笑顔で食卓を囲みます。
























