【解説】ハンタウイルスがクルーズ船で感染拡大_致死率最大5割「特にアンデス型はエボラぐらい怖い」新型コロナのようなパンデミック再来はあるのか?専門家が解説
では、新型コロナのようにパンデミックは起こるのでしょうか。
塚本教授は「現時点では可能性は低い」と見ていますが、北海道にもクルーズ船が入港しているため、水際対策・医療体制の見直しは必要です。
「コロナのようには感染力が強くないと考えられるので、あの時のような状況にはならない。ただ、まだ遺伝子解析が行われている最中なので100%とは言えない」とした上で、「日本にはアンデス型を引き起こすウイルスを持っているネズミがいない。ただ、北海道にはクルーズ船がたくさん来るため、感染者が知らないうちに来ている可能性がある」と話します。
ハンタウイルスの潜伏期間は2週間から8週間と非常に長いため、その期間中に感染を広げてしまうことがあります。
「稀な疾患なので、疑える人がなかなかいない。風邪の症状に似ているので、見分けがつきにくい」と塚本教授は指摘しています。
では、私たちが気を付けるべきことは何でしょうか。
現在、日本ではアンデス型は確認されていないため、これから登山やキャンプなどでアウトドアシーズンを迎えますが、必要以上に不安にならなくてもよいということです。
ただし、海外に行く場合は、渡航先で何かが流行っていないか事前に情報を得ることが大事です。
アンデス型は主にアルゼンチンで発見されていますが、気候変動で雨量が増えたことで、2025年に比べて感染が2倍になっています。
「雨の量が増えてネズミの個体数が増え、その糞尿が拡散し乾燥したものが舞っている状況。人間と生物、昆虫や動物の距離が近くなってきたという問題」と塚本教授は話しています。
クルーズ船での感染についてはわからないことも多いですが、原因の究明と水際対策が必要です。

















