救急出動約11万5000件…急な子どもの体調不良「救急車呼ぶべき?」迷う親の不安解消!デジタルで支援『こどもの症状受診の目安ナビ』命の不安に寄り添う「医療DX」活用でAI問診や大学で人材育成も_北海道
「11月までで約3千件の利用があり特にインフルエンザが流行した11月には、1カ月だけで1600件を超えた」(札幌市保健福祉局 加藤孝典課長)
『受診の目安ナビ』は国が進める「医療DX」のひとつです。
「DX」とは「デジタルによる仕事や社会の転換」のこと。
患者と医療機関をデジタルでつなぐことで、より良い医療の提供を目的としています。
「血中酸素濃度を測っています。測った後センサーにかざすと数値が入力される」(札幌秀友会病院 看護師 川村美夕さん)
2024年9月、「医療DX」機器を導入した病院です。
脳神経外科を中心に病床は130床以上。
全てのベッドにタブレット端末が設置されています。
これまではパソコンを大きなカートに載せていましたが。
「狭い道を通るには少し大きいので通りにくい。測定する機械だけを持って枕元に行けばいいのですごく便利」(川村さん)
画面に表示される看護上の注意点や診察スケジュールは職員と患者の両方で共有できます。
「患者のためになるか患者の満足度が上がるかが一番」(札幌秀友会病院 藤原雄介理事長)
導入に手ごたえを感じているのは脳神経外科医の藤原雄介理事長です。
「医療には診察やケアなど直接的な医療のほか書類やカルテ書き込み、会議が多い。医療DXを入れ その時間を減らすことができれば直接患者と触れ合える時間が増える」(藤原理事長)
この病院では『来院前AI問診』も導入。
24時間、院外からも操作できます。
「看護師も経験年数によって聞くことが変わる。AIが自動的に質問をするので経験に関係なく統一した問診ができる」(札幌秀友会病院 佐藤朋子外来師長)
一方、厚生労働省のまとめでは外来診療への不満で最も多かったのが「待ち時間」でした。
「紙の問診の代わりにAI問診を入れるだけでは待ち時間の改善にはつながりにくい。外来システムを変えることなどで待ち時間の短縮につながっていくと思う」(藤原理事長)
北海道医療大学では医療データを扱うプロを育てるために、2026年から専門のコースを開講します。
「札幌市に医療が集中し、医療過疎のところもたくさんある」「ただでさえ不足している医療人材のなかでデータサイエンティストを養成することで医療従事者が患者の為に時間を割ける。患者も満足度の高い医療が受けられる」(北海道医療大学 三国久美学長)
医療DXは、病院の効率化だけでなく、患者側が抱える『命の不安』に寄り添い、適切な医療へ繋げる取り組みでもあります。




















