【福袋・クリスマス商戦で要注意】専門家が語る巧妙化する“ネットショッピング詐欺”の実態_ 商品名の検索で上位に表示されるサイトが安全とは限らない―AIで偽サイト作成の難易度が低下
■ AIで偽サイト作成の難易度が低下… 商品が届かなくても終わりではない「返金詐欺」も要注意
AIの普及により、攻撃者側の難易度は大きく下がった。
商品画像やタイトルの収集、日本語の修正などがAIで簡単にできるようになり、日本人でなくても本物そっくりの偽サイトを作成できる。
「攻撃者の方が断然有利」だという。
「これをやれば大丈夫というのは正直ない」と本野さんは語る。
オンライン取引にはリスクがあることを前提に、以下の対策を組み合わせることが重要である。
- よく使うショッピングサイトを決め、公式アプリやブックマークからアクセスする
- 口コミや評判を検索で確認する
- セキュリティソフトを使用する
- 怪しいと感じたらショップ名と「詐欺」で検索してみる
また、偽サイトで一度被害に遭うと、次の攻撃に利用される。
「商品が切れたので返金する」とQRコードを送ってくるケースがあるが、これは返金処理ではなく送金処理のQRコードである可能性がある。
金額を入力すると、返金されるどころか再び送金してしまう。
「一か八かで買っちゃえというのは危険。そのままリストに載ってしまう」と警告する。
クリスマスや年末年始の買い物シーズン、少しでも不安を感じたら購入を思いとどまることが最大の防御となる。
















