【年末年始に直撃へ】函館空港に”緊急着陸”したプロペラ機が動かせず22日以降の計24便が欠航…700人以上に影響_重大インシデント認定で原因調査が長期化_ほか2機で起きたトラブルは部品交換で解決し運航
年末年始の移動に影響が出る見込みです。
北海道エアシステム(HAC)は12月18日、エンジンのトラブルで函館空港に”緊急着陸”した機体の原因調査に時間がかかるとして、22~26日の計24便を欠航すると発表しました。
このトラブルは11日、札幌市東区の丘珠空港を出て秋田空港に向かっていたHACのプロペラ機が離陸直後、右エンジンが止まり、同日午後1時30分ごろに函館空港に緊急で着陸したものです。
この機体は左エンジンも推力が一時低下していて、国土交通省は大きな事故につながった可能性がある「重大インシデント」に認定しています。
14日から、国の運輸安全委員会が燃料系統を中心に原因を調べていて、HAC側もエンジンの製造メーカーなどに依頼して調査を進めていますが、両エンジンの安全が確認されるまでに時間を要することから、HACは22~26日の札幌と函館、釧路、根室中標津、女満別を結ぶ計24便の欠航を決めました。乗客723人に影響が出ています。
また、16日正午ごろに函館空港を出て、奥尻空港に向かっていた機体が補助翼のトラブルで折り返すトラブルもありました。これについては、補助翼の防氷装置に原因があり、部品を交換したことで17日から運航を再開。そして、16日に空調システムにトラブルがあった機体も部品交換をし、安全に動かせることが確認されたため、17日から運航を再開しています。
HACでは一時、運航する4機中3機が動かせない状況になっていました。
















