【緊迫の73時間】円山動物園にクマが侵入→臨時休園→駆除までの73時間に何があったのか?「信じられないような気持ちだった」対応を指揮したキーパーソンが初めて語る裏側〈札幌市〉
当時この施設にはシマフクロウがいました。
「エサとしてホッケとヒヨコが置いてあり小屋の窓は夜間に換気のために開けていた。ただ金網が付いていて施錠もしていたので、外からは侵入できないようになっていたが…」(木田さん)
「本来は園内の巡視とかをしてもらうが、そういうのはストップしてもらった」
「こちらが西門。あっちの方に足跡がついていた」(いずれも木田さん)
11月10日朝、西門のほか猛禽類や水鳥の建物など、クマは徘徊するように園内を動き回っているのが確認されました。
「北海道神宮のあたりで目撃されるのはちょっとやばいという感じ」(付近の住民)
動物がいる建物の周りには電気柵。
そして、クマが味を覚えたホッケを入れて箱わなを設置します。
しかし、クマはその後も「野生復帰施設」の周辺などに現れました。
「(職員は)朝まず猟友会に園内の安全を確認してもらったうえで入園するようにしていた」
「円山公園も閉鎖になっていたので地下鉄駅まで行くのも危険ではないかということで、自家用車で来ている職員が駅まで送ったりとか」
「率直に不安だった」(いずれも木田さん)























