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【東京デフリンピックまもなく開幕】バドミントン日本代表に”最年少”で選ばれた札幌・北海高校3年の森本悠生さん_”手話と口話の二刀流”で最終調整〈北海道〉

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小学生の時の森本さん

小学生の時の森本さん

 小学1年生のときからバドミントンを始めた森本さん。


 中学までは札幌市内のろう学校に通っていました。

 中学のときの文集です。

 「僕は生まれつき耳がほとんど聞こえない。だが、それを不利と思ったことは一度もない」

 「僕にとって障がいは関係ない」

 同級生の中でただ一人、ろう学校から一般校の「北海高校」に進学しました。

中学時代の文集

中学時代の文集

 デフリンピックを前に福岡で最終合宿が始まりました。


 聞こえ方に差がある選手たちが同じ条件になるように、デフリンピックでは補聴器や人工内耳を外し、全員聞こえない状態に置かれます。

 「普段は口話(声)でコミュニケーションをとっている。聞こえない人たちとのコミュニケーションでたまに忘れてしまったり、焦ったりする」(森本さん)

 手話はろう学校で学んでいました。

 しかし、森本さんが手話を使うのは月に1度のこうした合宿だけ。

 チームの選手はみな年上ということもあり、最初はコミュニケーションに難しさを感じていたといいます。

試合で勝ったあとダンスを踊る森本さん

試合で勝ったあとダンスを踊る森本さん

 一人の先輩が試合で勝ったあとの森本さんのダンスを撮影していました。


 「(森本選手は)おもしろい人」(太田歩選手)

 「彼はグミがすごい好きなので、どんなグミが好きなのかとかそんな話をします」(伊東勇哉選手)

 「ハリボー?大好き」(森本さん)

 相手によっては声を使うこともあります。

 ダブルスではパートナーとのコミュニケーションが欠かせません。

手話でコミュニケーションをとる森本さん

手話でコミュニケーションをとる森本さん

 この選手とは手話でやりとりします。


 「ダブルスのローテーション(の精度を)高めていく練習を行っている」(森本さん)

 11月7日、北海高校で開かれた壮行会。

 森本さんはシングルス・ダブルス・混合ダブルス・団体戦の合わせて4種目に出場します。

 「とてもハードな日程ですが金メダルを目指して全力で戦っていきます」(森本さん)

 デフリンピックは11月15日に開幕。

 森本さんは大切なラケットを背に会場となる東京へ向かいました。

 初戦は11月16日です。  


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