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【迫る年末年始…卵どうなる】”エッグショック”は再来するか?_鳥インフル続発で約68万羽殺処分_スーパーの中には入荷が発注の”半分程度”になった店も_専門家は「2023年の再来、可能性は極めて低い」

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ショーケース内に並ぶケーキ

ショーケース内に並ぶケーキ

 「おいしそうなケーキが並ぶこちらの店ではすべてのお菓子に卵が使われているということで、鳥インフルエンザの動向を心配しています」(水上孝一郎記者)

仕入れた卵

仕入れた卵

 札幌市西区にある老舗洋菓子店「マスカットボア」です。


 卵はスイーツに欠かせない材料で店では週に1回、多いときで240個仕入れていますが。

マスカットボア 松本シルレイさくらさん

マスカットボア 松本シルレイさくらさん

 「業者さんから何とも返事はないんですけど『これから値段が上がってきたりする』とか『急に仕入れができなくなるかも』と聞いていて、クリスマスの予約ももうすぐ始まるのでちょっと不安だなと感じます」(マスカットボア 松本シルレイさくらさん)

人気のクリスマスケーキ

人気のクリスマスケーキ

 毎年200件近い注文を受けているという、人気のクリスマスケーキは予約の受付開始を11月23日ごろに予定しています。


 そろそろクリスマスケーキの価格を決めなければなりませんが、卵の仕入れ値がどうなるのか心配です。

 「卵はケーキに絶対ないといけない存在。まろやかさを出すことができるので本当にないと困ります。これ以上、鳥インフルがはやることなく卵の仕入れができるようにと思っています」(松本さん)

卵がなくなった売り場(2023年)

卵がなくなった売り場(2023年)

 2023年の「エッグショック」が再来してしまうのでしょうか。


 「消毒や動線管理、(鶏の)密度の見直しなど対策のレベルは年々上がってきている。エッグショックの再来、2年前ほどのインパクトは可能性としては極めて低い。いつも通りの購買行動を取るのが私たちができる唯一のことだと思います」(日向教授)

もし卵がなくなったら

卵の代わりとなる商品

卵の代わりとなる商品

 道内外の養鶏場で鳥インフルエンザ発生が相次ぎ、1771万羽の鶏が殺処分されたことで、卵が品薄になり、価格が高騰した2023年のエッグショック。


 再来の可能性は低いとみられていますが、もし卵が買えなくなったら…代わりとなる商品があります。
 
<UMAMI EGG>
 「UMAMI UNITED JAPAN」が開発した商品。こんにゃく粉やタピオカスターチなど植物性原料を使い、黄身と白身の味わいや鮮やかさを再現しています。

 豆乳と混ぜて使えば、たまごサラダやお好み焼きなどが作れます。小麦粉や米粉とあわせて使えば、ドーナツやパンケーキなどが作れます。ネットで約2000円で購入可能です。

<EVER EGG>
 「TWO」と「カゴメ」が開発した商品で、ニンジンと白いんげん豆を用いて卵の風味を再現。

 電子レンジなどで温めれば、親子丼やオムライスなどに活用できるということです。ネットで5個入り2000円前後で購入できます。


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