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【悲願の変更】札幌市豊平区の「水車町」の読み方が<すいしゃまち>に!「”ちょう”っぽくない…」行政と住民の間に長い食い違いが_町内会が署名活動で実現「愛着がある呼び名取り戻せた」

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署名を集め市に要望書を提出(2025年2月)

署名を集め市に要望書を提出(2025年2月)

 このマチを「すいしゃまち」という愛着のある読み方にしてもらおうと、高橋さんたち町内会は住民1000人以上の署名を集め、市に要望書を提出。


 10月6日、市議会で名称変更が全会一致で可決されました。

住民も『まち』派が多数

住民も『まち』派が多数

 「(Q:語感、響きは?)『すいしゃまち』が好きです」


 「(Q:理由は?)なんかやわらかい感じがしますよね。『すいしゃちょう』っていうとカタいっていうかな。無理してつけたなっていうイメージがある」

 「『まち』の方があの親しみがあっていいなと。なんか優しさを感じる」

 「なんか『まち』の方がっぽいなと。(Q:この地区っぽいってことですね)『まち』っぽい、『ちょう』っぽくないなと思いました」(いずれも水車町の住民)

自ら表示板を付け替える高橋さん

自ら表示板を付け替える高橋さん

 町内会館でも高橋さん自ら古い表示板を外し、住民が愛する読み方になったものに付け替えました。


 「やっとこの日がきた。『すいしゃまち』という呼び名に関しては愛着があります。それがこうして取り戻せた。町内のみなさんの熱い思いが実って感無量です」(高橋さん)

 そこに住む誰もが“しっくりくる”「すいしゃまち」。

 マチの歴史に新たな1ページが刻まれました。

札幌市内の様々な読み方のマチ

札幌市内の様々な読み方のマチ

 「水車町」以外にも札幌市内にはいろいろな読み方がされるマチがあります。

 
 例えば、北区の「麻生」。

 正式は「あさぶ」と読みますが、住民の中には「あざぶ」と読む人も。

 東京の麻布(あざぶ)の影響で、濁点がつくと思っている人も多いようです。

 麻生連合町内会は「にごらない『あさぶ』を伝え続けていきたい」と話しています。

 さらに、南区の「南沢」。

 正しくは「みなみさわ」ですが、長く住む人たちは「みなみのさわ」と読みます。

 周辺に「中ノ沢」や「北ノ沢」など、「の」がつく地区が多いためだということです。

 ただ近くにある大学に道外から進学した学生の中には「みなみさわ」と読む人もいるそう。

 南沢地区町内会連合会は「それぞれの好きな読み方を尊重できれば」と話しています。


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