【欠航続く】エンジン停止したプロペラ機トラブル_整備長期化で12月20日以降も一部の便が欠航に_函館空港に引き返した機体は「防氷装置」故障が原因と判明〈北海道函館市〉
北海道函館市の函館空港で、12月11日、札幌丘珠空港を出たプロペラ機が “緊急着陸”しました。この機体の整備作業が長期化していることから、北海道エアシステムは12月20日以降も一部の便で欠航すると発表しました。
このトラブルは、11日午後0時30分ごろ、北海道札幌市の札幌丘珠空港を離陸した秋田空港行きの北海道エアシステムのプロペラ機が、離陸からわずか2分後に右側エンジンが止まり、函館空港に"緊急着陸"したものです。乗客乗員26人にケガなどはありませんでした。
その後の調査で、左側エンジンの推力が一時的に低下していたことが分かり、国交省は「重大インシデント」に認定しました。
現在、国の運輸安全委員会が調査官を現地に派遣し、原因を調べています。
この機体の整備作業に時間を要していることから、北海道エアシステムは12月20日以降も一部の便を欠航すると発表しました。約260人に影響が出る見込みです。
【欠航する便】
●12月20日(土)
・JL2749 札幌(丘珠)→函館(影響人数:37名)
・JL2748 函館→札幌(丘珠)(影響人数:37名)
●12月21日(日)
・JL2749 札幌(丘珠)→函館(影響人数:24名)
・JL2748 函館→札幌(丘珠)(影響人数:25名)
・JL2865 札幌(丘珠)→釧路(影響人数:45名)
・JL2864 釧路→札幌(丘珠)(影響人数:8名)
・JL3449 札幌(丘珠)→函館(影響人数:39名)
・JL3448 函館→札幌(丘珠)(影響人数:44名)
影響人員:259名
また、12月16日に北海道エアシステムが運航する函館空港から奥尻空港に向かっていた機体が、函館空港に引き返したトラブルで、原因は補助翼の「防氷装置」の故障だったことがわかりました。

















