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【スキージャンプ】52歳“レジェンド”葛西紀明が2025年国内初戦で日本勢2番手の13位「経験と集中力で今日はもたせた」

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13位の葛西紀明選手

13位の葛西紀明選手

 1月25日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で行われた第52回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会。W杯の下部大会のコンチネンタル杯も兼ねているこの大会に北海道下川町出身の52歳“レジェンド”葛西紀明選手(土屋ホーム)が出場し、観戦に訪れた地元ファンを沸かせました。

 2025年国内初戦となる葛西選手は1回目、120.5mと思うように飛距離を伸ばせません。それでも2回目、向かい風をとらえK点(=123m)を越える130.5mのビッグジャンプ。合計220.2点で日本勢2番手の13位に入りました。日本勢トップは5位の北海道石狩市出身・佐藤幸椰選手(29)。ロビン・ペデルセン選手(ノルウェー)が合計261.1点で優勝しました。

 ◆試合後 葛西紀明選手コメント
 Q.2回目のジャンプを振り返って
「(2回目は)1回目より失敗しました。テイクオフが緊張したと思います。140mいけましたね。あの風なら。」

 Q.今季コンチネンタル杯を戦ってみて
「トップ3以下ぐらいは僕の調子が上がれば追いつけるようなそんな感じかなと見ているので早く自分のジャンプができればなと。焦りはないですけど。」

 Q.自分のジャンプが出来ていないのは海外遠征が多い影響
「影響はたいしてないと思っていたのですけどあります。時差調整、14時間の飛行機(移動)、時には5回ぐらい乗り継いだこともあったので首・肩・背中にビンと張りがくる。コンチネンタル杯代表チームはトレーナーが帯同しないので、体のケアもできない。そこがキツイところなのですけど。若いころはケアする人がいらなかったのにと思っていたのですけど、今は要ります(笑)。しばらく札幌にいると思うので、札幌W杯(2月15日・16日大倉山)までには、選ばれるかどうかわからないですけど体をしっかりケアして自分の(助走の)ポジションをつくれるようにしないとダメだなと思いました。」

 Q.W杯代表の選考がかかっている
「ちゃんとしたジャンプができれば全然余裕だと思うのですけど、(助走の)ポジションが上手くとれなくて失敗する確率が高いので、失敗したら下からの突き上げがあるから、うかうかしてられない。経験と集中力で今日はもたせたと思います。」

 Q.ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレーシーズン
「まだ特に意識はしてないですね。自分が調子を上げないとそこの位置も見えてこないですし、調子を上げてW杯メンバーと良い戦いをしてから目標のオリンピックが見えてくると思います。」



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