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【ススキノ首切断】『娘が頭部を自宅に持ち帰るまで"知らなかった"』田村瑠奈被告の父親で精神科医の修被告(61)"公判前整理手続き"が終了―全面的に争う姿勢『死体損壊遺棄のほう助、認識も容認もせず』

事件・事故 社会 友だち追加
田村瑠奈被告、父親の修被告、母親の浩子被告

田村瑠奈被告、父親の修被告、母親の浩子被告

 札幌ススキノのホテルで男性が殺害され親子3人が逮捕された事件で、札幌地方裁判所は父親の公判前整理手続きが1月9日に終了したと公表しました。


 1月14日に初公判を控え弁護側は「父親に死体遺棄や損壊を手助けする認識はなく、認容をしたこともない」と裁判員裁判で争う姿勢を示しています。

修被告は精神科医

修被告は精神科医

 この事件は2023年7月、札幌ススキノのホテルで、男性を殺害して首を切断し頭部を持ち去ったとして田村瑠奈被告(30)が殺人などの罪で、両親が殺人や死体遺棄などのほう助の罪で逮捕・起訴されたものです。


 札幌地裁は1月9日、瑠奈被告の父親で精神科医の修被告(61)の11回目となる公判前整理手続きを行い、全ての手続きが終了したと明らかにしました。

親子3人が暮らしていた自宅

親子3人が暮らしていた自宅

 公判前整理手続きは主に裁判員裁判の時に開かれるもので、裁判官、検察官、弁護士の三者が裁判の争点や証拠などを整理するものです。


 札幌地裁によりますと、争点整理を行った結果、「瑠奈被告の外形的な行為」については検察側、弁護側ともに争わないとしました。

犯意を有しているとは知らなかった

犯意を有しているとは知らなかった

 その一方で弁護側は、父親の修被告は、娘が頭部を自宅に持ち帰ってくるまで殺人や死体損壊など犯意を有しているとは知らなかったと主張。


 「死体遺棄や損壊を手助けする認識はなく、認容をしたこともない」として、今後の裁判で争う姿勢を示しました。

 公判前整理手続きでは、このほか証人が1人採用され、証人尋問が行われることが決まりました。

 修被告の初公判は1月14日午前11時から。裁判は全部で12回開かれ、判決は3月12日の予定です。


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